2002年9月15日 鶴見大会「3分間待ってやる!」
主催 ライト氏
この日は兄が一人暮らししている家(吉祥寺)から直接来ました。前の晩、兄と一緒にACやらなんやらで随分盛り上がってしまい、結局一睡もしないで大会に向うことに。こんなんで大丈夫かなぁ・・・
今回の大会は今までのアセンを一変した、究極のガチタンで出撃することにしました。
RACHIS 重OB CASK SHUT TB ROZ KD99
チェーン×2 500マシ 赤シールド デコイ
見れば解るように、速射兵器だらけです。本当は500マシではなく1000マシの予定でした。そうなると携帯弾数1600発オーバーという気違いじみたものになります(笑)。
闘い方としては、RACHISとSHUTの低E消費を生かし、Eシールドを移動しながらでも展開できるようにする。そうすれば正面からのダメージをほぼゼロにすることが出来る。あとは撃って撃って撃って撃って撃ちまくって敵を近寄らせず、APを死守するという作戦。この弾数なら2分30秒フルオートで発射し続けることが可能です。つまり、2秒に1秒の割合で5分間ひっきりなしに撃ち続けることができるという、正に夢のような発想です(笑)。
実はこの機体、KATANA狩りで使用しようかと思ってたんだけど、体調不良でキャンセルしてしまい、この大会まで出番がなかったわけですね。
なんでこんなジャンキーな機体を作ったかというと、それまで続いていたスランプをどうにか脱したいという、切実な願いが込められていたんです。とにかく今自分に出来ることから始めてみようと、今までやったことがない闘い方にチャレンジしてみたわけです。
思えば、この頃からバクチアセンの戦術(?)が生まれてきたようです。
一回戦 鳴鏡師氏(軽2 マルチ トリロケ 緑)
最初のステージは雪原
中央のクレバスを挟んで対峙する。こちらは右肩のチェーン(つまり一度切り替えればすぐデコイが出せる状態ですね)で迎撃するので、マルチはそれほど怖くなかった。相手は接近しようとしてくるが、こちらがひっきりなしに(しかも有効射程外から!)速射兵器を垂れ流してくるので上手く近づけない様子。たまに緑を食らうものの、シールドでしっかり守れば問題はない。
中盤になり始めて、相手はトップアタックを仕掛けてくるようになる。それに対し自分はシールドを一時的にOFF、そのままOBで逃げ体勢を立て直すということを繰り返す。
時間がなくなりかけてきた頃、理由は覚えてないがAP逆転される。やべぇと思いつつも相手は建物の陰に隠れる。このまま逃げられるのか!?
のこり10秒、負けた、と思ったら画面に緑の文字で「WIN」。あれ?AP勝ってたっけ?タイムアップで勝ったものと一瞬思ったが、鳴鏡師氏がなにか唸ってる。どうやら自らエリアオーバーしてしまったらしい。ラッキー♪
二本目はダム。
雪原よりいくらか闘いやすい。というのも、ダムには壁がある。それを背にしてOBで引き撃ちすれば、死角がとられにくくなるものである。
ここはセオリーどおり(?)乱射して、そのままAP勝ち。
2回戦
リュート氏 (軽2? 緑ライフル 月光 その他何かあったはず)
初戦はスペースドーム。相手はライフルとか持っているが、あえて武装をパージ。剣豪モードで斬撃を狙ってくる。トップアタックをされると弱い機体だが、ブレードメインならむしろ大歓迎。シールドでガードしさえすればダメージもたいした事はない。その上相手は硬直するので、ソレを狙ってチェーンを叩き込む。ダメージ効率はこちらの方が上だ。ここもOBで引きながらチェーンを乱射し、APを守り抜く。時間切れで勝ち。
二回目は海上基地
このタンクでこの場所である。どのように立ち回ればいいのか見当がつかなかった。
途中、Eシールドが解除できなくなるというバグが発生する。それで再戦になる。リュートさんすみませんでした。
で、再戦になったのだが、中央の足場でE切れ。ヘッドホンをしていたので相手にはばれなかったようだけど、後ろを確認せずバックしてしまったためそのまま海にぼちゃん。なんだか落ちていく姿があっけなく、そこはかとなくマヌケだった。
三回目は高速道路
またしてもこんな闘いにくいところで(涙)。
それでも相手は斬撃にこだわっていたようで、安定してシールドで防御。そのまま固まった相手にチェーンを叩き込み、撃破勝ち。ブレードなんぞ怖くはないのだよ。ふっふっふ。
三回戦はyb氏 (ラチス OB重 CASK トライデント 重グレ、チェーン 強ショ)
初戦はアリーナ。ぎりぎりAPに勝っているので迎撃モード(というか、迎撃しか考えてないけどね)で待つ。お互い機動力が低いので被弾率が高い。グレが怖かったので、それだけに注意する。
相手はグレとチェーンを乱射。しっかりガード&回避。予想よりはやく弾が尽きたようで、強ショで接近を試みてくるものの、距離を開けてしまえば怖くはない。流れ弾もシールドさえあればほとんど気にならない。時間切れで勝ち。
二本目は砂漠。
こんな広いところでお互い機動力は皆無。不毛ですな(笑)。
APは勝ってるものの、今度は少し自分から攻めてみることにする。大グレもらってAP負けしたら嫌だし。
これが低消費タンクの素晴らしいところ。シールドを展開しつつOBという離れ業をやりつつチェーンで少しずつ削っていく。相手もチェーンで迎撃するものの、大したダメージにはならない。
中盤、グレを何発かもらってしまうものの、序盤に稼いだAP差+シールド防御のおかげで致命傷には至らず。そのまま勝ち。
これで晴れてベスト4という快挙に至る。あと一回でも勝利すれば念願の認定証ということになる。
認定証・・・この甘美な響きにどれほど憧れただろうか。ACをやる上で最大の目標である。コレの欲しさにACをやっていると言っても過言じゃないですし、これを取ろうとする夢を見たのも一度や二度じゃないです。いままで何度となく挫かれて来た自分にとって、雲の上の存在だったものが、今現実になろうとしている・・・そう考え始めたら、全身の震えが止まらないほど緊張してきました。それまで時間がなく飲まず食わず(さらに寝不足)で通してきたので、のどがからからになっていたのを覚えています。
準決勝 ライト氏(3003 Sロケ 軽グレ 拡散バズ 月光)
初戦 海上基地
またしても海上基地だ。だからここではどう闘っていいか判んないんだってば。
とにかくじっとしていたくなかったので、開幕早々OBで中央の足場に行く。振り向いて迎撃体制に入ろうかと思ったら拡散バズのラッシュにあう。海に落とされそうになりながも何とか復帰。
その後しばらく中央の建造物を挟み、上下移動のにらみ合いが続く。相手は拡散バズで狙い撃つが、掠る程度で大したダメージにはならない。バズパージ後、相手は張り付いてくるようになる(ここで気づくべきたったのだが、相手はコレで飛び道具ゼロの状態だった)。
相手が軽量化したため、なかなか忙しくなる。相手の上を取りたかったり、TBをしなければならなかったり、シールドを展開しなくてはならなかったりと、とにかくE管理が大変だった。
相手も必死に突いてくるも、何とかシールドで弾き返し、チェーンを浴びせる。赤シールドの防御範囲はかなりのものだったようで、ほぼ真横に近い状態からの突きも弾き飛ばせた。
あと少しで撃破できる、そんな状況の中、まさに晴天の霹靂とでも言おうか、ライト氏の月光がわき腹に突き刺さってしまった。一気に炎上。
思わずブレードを食らってしまった時「うぅっ・・・」と悶えてしまった。
二本目 雪原
広いステージだ。ここならば幾分闘いやすい。そう思ったのだが、むしろ機動力に勝るライト氏に分があったようだ。
開始直後、クレバスを挟み、Sロケをガンガンもらってしまう。どうやらEシールドが的の役割になってしまったかもしれない。そのプレッシャーについ負けてしまって自分から攻めてしまう。後でわかったことだが、この行動は見事にライト氏の思惑通りだったようで、すぐに上空からバズラッシュを食らう。シールド範囲外からもらうダメージはことのほか大きく、1分を過ぎないうちにAP負けしてしまう。
こうなるともう試合は完全に相手のペースになる。重タンクの重量が、文字通り足かせになり、さらに一撃でAPを大きく奪える火器を搭載していないため、絶望的な展開になる。いくらこちらが低消費だとしても、だ。
相手が遠い。あまりに遠く感じる。結局追いつけずAP負け。
結果 ベスト4(3位決定戦が行われなかった。残念。)
スランプの真っ最中、この成績を残せたことは、自分にとってとっても大きな自信につながりました。ランカーになれなかったのはあまりにも残念でした。でも、この大会を契機に自分なりの戦闘スタイルが少しずつ見え始め、戦い方も段々解ってきた、実に意義深いターニングポイントとなりました。
加えて、ライト氏に対する猛烈な(且つ一方的な)ライバル視もここから始まったのです(笑)。