「春木屋(吉祥寺店)」





写真失敗してもうた



営業時間 11時〜21時

定休日 毎週水曜

住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-1











東京でラーメンが美味しい所というと荻窪が有名・・・というのも今は昔

今や美味しいラーメン屋は次々と繁華街に進出し増殖、そうでないのは淘汰されてく運命にある

荻窪も正に例外ではなく、昔繁盛していて行列まで出来ていた店も今じゃすっかり閑古鳥

昔は今ほど客が求める水準が高くなく、それ故に有名店とされていた店が多く

今のラーメンブームに慣らされた客の舌を満足させるものではなかった










そんな中、昔から味を変えないまま今の時代にも生き残ったのが

今回紹介する「春木屋」

荻窪に本店があり、そちらを取り上げても良かったのですが

つい最近(2006年5月26日)吉祥寺店がリニューアルしたので

どうせなら記念に、とそちらへ突撃













春木屋というと、東京ラーメンの代名詞の様な扱いをされることが多々あります

それは古くから営業していたということもあるのですが

無論ラーメンそのものが、所謂「東京ラーメン」のイメージに符合するところが大きいと思われます

イメージを視覚的に捉える為、まずは写真を御覧イタダキマス









海苔が三角に切ってあるのも東京ラーメンの特徴







これは今回頼んだ「中華そば」






この写真を見れば、大体の方は「和風醤油」「シンプルな具」「あっさり味」というフレーズを象徴する

「東京ラーメン」というイメージを想起しやすいと思います




確かに上記の通りなのですが、実は春木屋は意外に油が強く、あっさりというイメージからは

想像できない濃厚なスープに仕上がってます(恐らくサバ節をベース)

ここまで油が強いと普通嫌になるのですが、油に負けない強いベースのスープと共存する事で

油の下卑た所を打ち消し、そのままコクとして楽しめるのです。

そこに春木屋マジックがあります

油が多いと熱々になるところは他のラーメンと一緒で

急いで食べると確実に口内火傷をするので注意(笑)。













冒頭で「昔から味を変えないまま〜」とは書きましたが

実は店主の方針で、わざと毎日スープに多少変化を加えているそうです

なんでも「毎日来るお客さんの為に、飽きさせないようにする」為だとか。









しかしここに一つの矛盾点がある








春木屋最大の欠点であり、同時に謎でもあるこの設定を見ていただきたい











見よ!






塩やつけはリニューアル後に誕生しました


最低価格のラーメンでさえ750円と高額

チャーシューワンタンメンにすると1850円ものバブリーな価格に!




こんな店、毎日通えるかッ!!(滅















補足をすると、昔はラーメンはスナック扱いで一食を満たすようなメニューではなかったようで

これは日本蕎麦にも言えることなんですが

つまり嗜好品の一種と見なされていたみたいですね

腹を満たすのではなく、心を満たすもの

事実、現在でも高級志向を目指す蕎麦屋(と春木屋)は盛りが少なく

あくまで味や香りを楽しむものという位置づけらしいですね

価格が高くても嗜好品だから・・・という理由でなら納得行きます




まぁしかし、量すくなくてもスープ美味しいから全部飲み干しちゃって

結局おなか一杯になっちゃいますけど(笑)























ボーナス出たし、こんど大盛りチャーシューワンタンメン頼んでみるかな