ーメンと自分






ラーメンと自分 その1「小さな頃は実は嫌いだった」








自分とラーメンの接点で、一番古いものと言えば

やはり家庭で作る袋ラーメンでした

我が家での袋ラーメンというと、ハウス食品の「本中華 醤」で、たまにサッポロ一番シリーズという感じ

この「本中華 醤」、現在では生産中止になっているみたいですが

インスタントラーメンのサイトを見て回ると、今でも結構人気らしく復刻を望まれる方が多い様子です

でも自分は大した思い入れはなく、寧ろあまり良い印象は残ってません

母親がヤサイをいっぱい食べさせようという目論見から

我が家のラーメンにはいつも野菜がてんこ盛りに乗ってました。

決してヤサイ嫌いの子供という訳ではなかったんですが

掘っても掘っても麺が見えないラーメンに対し、幼心に「何か違うだろ!?」という違和感がありました










もう一つ、自分とラーメンの古い接点というと「店屋物のラーメン」があります。

父方の実家に泊まりに行った際、帰る晩の夕食はいつも決まって店屋物でした

ラーメン屋からの出前なので、メニューは当然限られていて

その時食べたラーメンが不味く、いつも残していた記憶があります

子供の舌にあわなかったのか?ただ単にその店のラーメンが不味かったのか?今となっては判りませんが

少なくともこの経験を通して「自分はラーメン嫌い」という意識付けが行われたと思ってます











ラーメンと自分 その2「幻の山水亭」




時は中学時代、自分の近所にラーメン屋が開店しました

喜多方系のラーメンで、「山水亭」という屋号

折角オープンしたんだから・・・ということで親に連れられ出かけました

未だラーメンに対し苦手意識を抱いていた自分はダイジョウブかいな・・・と

あまり乗り気ではなかった事を覚えてます



出てきたラーメンは肉厚なチャーシューが5枚、麺は太めと喜多方系としてはスタンダート

(とはいっても昔はそんなこと知らんかったけどね)

第一印象は「なんか油っこいラーメンだなぁ」。が、食べているうちに妙にはまり出し

それまで抱えていた苦手意識も何処へやら。いつの間にやらペろっと平らげてました








という事で、山水亭のラーメンががとても気に入ってしまいました

オマケにサイドメニューの「肉丼」がまた素晴らしく、細切れにされた豚肉を

中華系の甘辛ダレでからめ、最後にレモン汁をさっとかけて仕上げたものを丼仕立てにしたもの

いつもセットメニューで頼んでました。非常に美味

またラーメンにニンニクを入れるという技もこの店で覚えました

以降、あまり美味しくないラーメンに遭遇した場合でもニンニクを大量投下することで

急場をしのぐというスキルを取得







ここの店は自分の通っていた中学(石神井西中学校)にも近く

土曜日昼とかに行くと、学校の先生にも遭遇したりと何かと楽しい思い出もありました











自分にとって原点でもあり、思い入れもあるこの山水亭

どういう訳か、かなり短い期間で店をたたんでしまいました。2〜3年かな?いや1年位かも知れない

客の入りは決して悪くなかったと思うんですが・・・・

自分にラーメンの美味しさを伝え、そしてあっという間に姿を消した山水亭

きっとどこかに移転して、今でもおいしいラーメンを作り続けているものと信じています








自分とラーメン その3「外出の楽しみ」





山水亭のおかげでラーメンに対する苦手意識は消えたものの

今のように食べ歩く様な行為に走り出したのはもう少し後、大学生になってからですね

大学生になり、千葉へ独り暮らしをするようになり、随分と自由な時間が持てました

そのもてあました時間をいろんなことに費やしてたなぁ

大学では臨床心理学を専攻し、特に精神分析やカウンセリングなどを勉強してて

各地で開催されているワークショップやセミナー、勉強会等へよく参加していました

またACがSLシーズンになり、自分もようやく対戦に本腰入れるようになると

関東圏で開催されている対戦会に片っ端から参加し、さながら武者修行のような気分に浸ってました(笑)。

また丁度就職活動もあり、場所を問わず様々な所に出かけていました。






つまり、外に出かける機会が増えたんですね。

その時、受験時代に何気なく暇つぶし程度の意味で買ったハンドブック

「首都圏おいしいラーメン屋さん 厳選200軒」ってのが手元にあり

どうせ〜駅行くならこの店寄ってみよう・・・ってな野次馬的感覚で色々な店に行くようになりました

まぁそれが、自分がラーメンにはまる直接的なきっかけとなった訳なんですね













今回のサイト立ち上げでは、自分とラーメンの関わりのみをアップしましたが

今後は美味しいラーメン屋、愛着のあるラーメン屋、いろいろと突っ込み甲斐のあるラーメン屋を

各店ごとにアップしていきます。

のんびりと気楽気長にお待ちくださいな