「中本(吉祥寺店)」
営業時間 11時30分〜20時
定休日 年中無休(5月中は月曜)
住所 吉祥寺南町2-9-10 吉祥寺ファーストビル1F
「条件反射」という言葉を想像した場合、まず真っ先に思い浮かぶのがパブロフの犬では無いかと思います
心理学者であるパブロフは条件付け反射の実証として、犬に食事を与えるたびにベルを鳴らし続け
結果として、ベルを鳴らすだけで犬は食事が来るものだと思い、不随意である生理的な反応
つまり唾液分泌という現象を引き起こすという事を知らしめました
別に唾液分泌することだけが「パブロフの犬」ということではないのですが
自分の場合としても、この中本というラーメン屋は正にパブロフの犬に当たる店です
(本館雑記の方でも何度か取り上げたので、中には覚えている方も居るかもしれません)
それだけ美味しい・・・という事ではなく、ただひたすら辛いのだ(笑)。
幼少の頃より焼肉屋にて激辛カルビクッパを食べ続け、辛いものに対する耐性は
人一倍強いと自負している自分ですが、この中本のラーメンは間違いなく人生で体験してきた中で
最も辛い料理という位置付けとなってます
その辛さを想像するだけで・・・という具合ですね。
自分の考えでは「どんなに辛くとも、それに見合う美味さがあれば食べられる」というヘンな考えがありまして
中本はその最たるポジションにあるのではないかと思ってます。
いやまぁ、どちらにしろ辛いもの苦手な人には全くお勧めできません。
・・・・・のっけから「一般にはお勧めできない」店を紹介するのもアレですが(笑)。
いつもは仕事帰りに新宿にて食べる事が多いのですが
つい最近、地元吉祥寺にも中本がオープンしました(丁度東京LR大会の日ですね)
ので、オープン記念として行って参りました。
人気店だけあり、いつも結構な行列が出来てるのですが、消化率が結構高いので、見た目ほど時間はかかりません。
店に入るとカウンターの後ろにポケットティッシュが山積みされてます
ナンジャラホイ?と思われるかもしれませんが、コレが中本全店共通(多分)の配慮という事にすぐに気づくでしょう
刺激の強さ故、汗、ハナミズ、場合によっては涙すら流れる危険物という事をさりげなく語っています(笑)。
改めて店概要を紹介
中本は「からうまい」を標榜している激辛味噌ラーメン専門店
店によって多少メニューが異なりますが、所謂基本メニューは共通
オススメはこんなところでしょうか?
「味噌タンメン」・・・辛いラーメンの中ではかなり辛さが抑えてあります。初心者入門
コクのある味噌ベースのスープに煮野菜(非シャキシャキ系)がのってます
「蒙古タンメン」・・・中本スタンダートメニュー。上述の味噌タンメンに店自慢のマーボーを載せたもの
マーボーがある分、当然辛さが多少強くなってます。
「北極ラーメン」・・・中本最凶の辛さ。見た目は正に血の池地獄。
自分の一押しであり、同時に最もオススメできないメニューでもあります(笑)。
ドンブリ表面には真っ赤なナニかで覆われています
「冷やし味噌つけ麺」・・・北極ラーメンのつけ麺版。当然死ぬほど辛いですが、熱々ではない為
体感的にはそれほどでもないかな?大盛り推奨
北極の凝縮された旨味を落ち着いて味わいたい時のオススメ
基本的にどれにもニンニクが効いていて、麺は太麺。強烈なスープに負けない美味しい麺です。
所謂ラーメンの具であるチャーシューやシナチクはなし。
単なるキワモノの店とも思われがちですが、スープ、麺共にかなり上物です
今回はマイ・フェイバリットの北極にトライしました
御覧の通り、北極ラーメンの具はモヤシとブタコマ。そしてスープの引き立て役のニンニク。
このブタコマが意外にタップリ入ってて嬉しいのです。
チャーシューやメンマ、ナルトの類はなし。寧ろこのようなシンプルな「モヤシブタコマ」が非常によくあいます。
そしてスープを良く見ますと、うっすらと赤い層で覆われてるのが判ると思います。
コレが何なのかは、具体的に解析した訳ではないので判明してないのですが
まぁラー油の様なもんを想像して頂けたらよろしいかと。
ラー油がドンブリ全体に5ミリ程の層を作っているモンだから、それはもう強烈な訳でして・・・
慣れない人はあまりの辛さに咽ます。慣れてる人も咽ます(滅
食べる時も、普通のラーメンの様にすすることは出来ず、のどの奥につけない様オッカナビックリ外人食い
なんでそんな事までして中本食べなきゃいけないのサ!?とお思いでしょう。
美味いからさ!
体が慣れてないと、翌日ケツの方面が凄まじい被害を受けます(ぉ