「大勝軒」
営業時間 11時〜21時(売切れ次第終了)
定休日 年中無休
住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町2−4−7
さて第二回目の更新となる対象のお店は「大勝軒」
知る人ぞ知る名店で説明不要かとも思われますが、本家は東池袋(※)にあり
そこから暖簾分けしていった店が各地に存在します。
その一つが今回のお店。吉祥寺では最もお世話になってるお店ですね
※ 「大勝軒」という名で有名なラーメン屋は実は2種類あり、池袋が元祖の本件と
永福町が元祖の「大勝軒」があります。名前は同じですが全く別物。そっちもいつかレポ書こうかな?
因みに上にアップした写真は店舗のまん前から撮ったもので、道路からほんの少し奥に潜ったところにあります
道路からはこの行灯の右手階段へ降りるとお店があります。
場所柄は吉祥寺歓楽街のやや寂れたところに位置し、隣にはキャバクラのおにーさんが呼び込みをしてたり
更に隣にはソープランドがあったりと、なかなかアヤシイ場所にあります(笑)。
この大勝軒、吉祥寺での歴史はかなり浅く、3〜4年前にオープンしたばかりで
その当時にはTVの取材とかも来ていました
このTV放送が色々と尾を引く事になったのですが、そもそもTVで放送された理由が
「吉祥寺に有名店オープン!みんないらっしゃい!」
ではなく
「有名店なのに不味い!」という、身も蓋も無い直球勝負の営業妨害の如き放送をされた経緯があり
今でこそちゃんとお客が入っては居ますが、以前は昼時でもかなりガラガラだった様子。
ただそれでも客入りは少ないかな?立地環境が上述のように悪いというのもあるけどね
フォローしますと、オープン当初は吉祥寺店の店主が独自の味に拘るあまり
本家大勝軒とは調理を変えていたようで、それを実地調査に来ていた本家大勝軒店主が
矯正していくってな感じでした。
さて大勝軒というと、日本のつけ麺の元祖だとか言われていまして(ホントかどうかは知らん)
ラーメンよりつけ麺の方が人気があります
自分もこの店でつけ麺にハマったクチでして、今ではこの店に限らずともつけ麺を頼む習慣が着いてしまう程です。
あと店主(元祖池袋のね)のポリシーで「量も味のうち」ということで、量がかなり多めになってます
標準で大体他のラーメン屋よりも1.5倍位はある良心的ボリューム
更に言うと、「中盛(+100円)」「大盛(+200円)」の設定があり
「中盛=3玉」「大盛=5玉」と、良心的どころか悪意を感じる量にもなります(ぇ
多人数で行く時は複数ラーメン頼むより、中盛大盛を分けた方がパフォーマンス良し(笑)。
因みに何も知らずつけ麺大盛りを頼んでしまったことがあり、凄まじい絶望を体験したことがあります
出てきてしまったのが、まるで洗面器の如きドンブリに山盛りにされた麺の山
ハラが苦しくなるし、そもそも5玉も食べてると途中で飽きてくるのが辛かった(涙
まぁこの店に限らずつけ麺は標準で大盛り仕様にしている店が多いですね
というのも、通常ラーメンを食べる際は麺とスープを両方啜るのに対し
つけ麺は基本的に麺のみを胃に入れるだけで、たとえ麺の量が同じでも満腹感が違って来るのです
市販のインスタントラーメンも比較すると、通常のカップ麺に対し焼きそば系は
麺の量が多くなっているのが判ると思います。
お店の前で食券を買い、中に入るとすぐにカウンター席があるのですが
オススメは左奥のカウンター席。そこからならラーメン作成の一部始終を眺めることが出来ます
基本的にメニューはラーメンかつけ麺かで、更にそれに何かをトッピングしていく程度のバリエーション
つけ麺は、麺が温かい「あつもり」と麺が冷たい「つけ麺」があり
あつもり=麺が温かいのでスープが冷たくならず、最後まで熱々なまま食べられる
つけ麺=麺が流水で冷やされるので、こしのある麺の食感を楽しむことが出来る
と、一長一短。自分は圧倒的にあつもり派です
今回紹介するのもあつもり。写真じゃどっちも同じですが(笑)。
で、大勝軒の麺なんですが、ちょっと特殊な麺を使用してましてやや賛否が別れるかも?
太麺でちぢれ無しのストレートタイプなんですが、食感が手延べウドンのような感じで
しかも結構ふにゃふにゃしていました(過去形)。茹ですぎという事ではなく、あくまで麺としての個性
上で「こしのある麺」と書きましたが、この店の麺に通常の「こし」は期待しない方がいいかも?
これもまた色々疑惑があるのですが、一番最初に食べたときはそのふにゃふにゃさにちょっと閉口したのですが
今現在では以前のふにゃふにゃさは殆ど消え、ツルツルしたソフトなパスタの如き食感になってます
絶対に以前と使用している麺が違ってるはずなんですが、直接店員さんに聞いても以前と同じとの事
慣れてしまっただけなのかナァ?(季節によっては多少変化をつけてはいるそうですが)
続いてスープ
大勝軒のスープは、全体的に甘く、落ち着いた柔らか味のあるコクを目指した感じに仕上がってます
日本人好みの「甘辛」な、まろやかさを追求したタイプと言えるでしょう
(なかにはこの甘さが嫌、という人も居るようですが)
カウンターにはコショウ、酢、醤油、オロシニンニクとありますが、何故かどれも悉くあわない不思議
自分の大好きなオロシニンニクでさえあいません。寧ろ禁止
唯一あうのが一味唐辛子。甘めのではあるがどんよりとしがちなスープをピリっと引き締めてくれます
このスープの甘さ、コクなんですが、偶然その秘密を知る機会があったんですが
意外や意外、○○○○を使用していたんですね。ビックリです。
トッピングの中ではチャーシューがオススメ。是非追加で肉を加えていただきたい
ああ、腹が減ってきた。今日もラーメン食べに行くか