「丸幸」
営業時間 11時30分〜23時
定休日 毎週火曜
住所 東京都武蔵野市境2-14-12 スイングマンション 1F
自分がラーメンを食べる事とは、要するに単なる食事というより
道楽として食べる事が多い
普段は節約の為昼食を100円〜200円のカップラーメンで済ませている事が多い自分ではあるが
ラーメンを食べようとする時は、平気で1000円オーバーするラーメンを注文する事もある
(流石に春木屋の大盛りチャーシューワンタンメン1900円也はどうかと思うが)
まぁつまり多少は高かろうが余り気にはしていない
が、逆に値段が安くて躊躇ってしまっていたケースもある
今回紹介する丸幸もその一つだった
自分が仕事から帰る際、「武蔵境−三鷹−吉祥寺」の中央線のどれかの駅を自転車で通過して帰るのだが
この丸幸を知ったのは随分前の事だった
偶々武蔵境駅を散策していて発見したラーメン屋であり
前評判も何も知らない状態であったのだが
「この店はきっと美味しいに違いない」というラーメンセンサーがビビッと反応し
いざ入店しようとした際見つけたのが、店の前の幟(このページのトップ写真をご覧いただきたい)
「ラーメン390円」という破格の安さに警戒心を持ってしまった
それなりに美味しいラーメン屋であったら、どんなに安くとも600円以上はするものだ
今時ラーメンが390円だなんて、よっぽど手を抜いている安食堂のラーメンか
若しくはチェーン、フランチャイズのよくある「コストパフォーマンス最優先」のラーメンか
そのどちらか位しかありえない
そういう店のラーメンが、決して嫌いと言う訳ではないのだが
わざわざ選んで行く必要も無かろう・・・と、長い間スルーしていたのである
しかしどうしても自分のラーメンセンサーが行け行けと反応し続けるので
試しにネットで調べてみた所、それなりに評判の店らしい事が判明
そして気になったのが「八王子ラーメン」の店であるという事
その時はまだ八王子ラーメンの存在を知らず、色々と調べてみたら
大体のところ
1 濃いしょうゆ味ベース
2 油が使用されてる
3 刻みタマネギの具
が基本のようである
八麺会という八王子ラーメンを紹介している団体(個人サイト?)があるのだが
どうにも内容的に違う(というか胡散臭い)ので、あまり信用には足りない印象を受けた
色々と書きたい事があるのだが、とりあえずは写真をご覧頂こう
この店ではタマゴ麺とそば粉麺のどちらかを選ぶ事が出来る
タマゴ麺は独特の弾力が、そば粉麺は風味がある
自分は圧倒的にそば粉麺派
(話は逸れるが、吉祥寺に一二三というそば粉麺を売りにしたラーメン屋があるが
あまりにそば粉そば粉していてラーメン食ってるんだか蕎麦食ってるんだか分からん
流石にやりすぎ感が否めない)
一杯390円という仕事だが、十分に美味しい仕事がしてある
油が使われているのは分かるが、あっさりとしていて毎日でも食べたくなるラーメンだ
自分の基準として、スープを全部飲み干せるラーメンというのは
非常に評価が高い
(また話は逸れるが自分のラーメンの好みはバンカラ志向・すっきりしょうゆ味・澄んだスープという傾向がある
当ラーメン館に掲載されてる傾向からも分かるかと思う。東京生まれの東京育ちなんで
東京ラーメンが好きになるのも当然か)
ただ特徴の一つである刻みタマネギは正直要らないと個人的に思う
ラーメンにネギは付き物だが、タマネギは具(若しくは薬味)としてスープに馴染んでない気がする
値段が安い事もあり、すっかりこの店のファンになり通い続けてるのだが
丸幸のラーメンを食べる度に思い出すのが、千葉で会社の新人研修をしていた頃の事
最初に丸幸のラーメンを食べて思い出したのが
たけおかラーメンの存在だった
たけおかラーメンとは千葉県のご当地ラーメンの一つで
やはり八王子ラーメンの様に「しょうゆ味+刻みタマネギ」が特徴。(詳しくはこちら)
金の無い学生時代、先輩社員にいつもいつも奢られっぱなしで
嬉しいやら美味しいやらで、しみじみとした思い出がある
上記リンクを読む限り、たけおかラーメンと八王子ラーメンには
あまり関連性は無いと思われるが、それでも丸幸を食べるたびに
あの頃の思い出がつらつらと蘇って来る
一時期ではあるが、AC仲間と一緒にメシ食った時に自分が奢るクセがあったのは
多分この頃の思い出を反芻していたのかもしれない
おまけ
関東限定で、セブンイレブンでカップの八王子ラーメンが販売されてるので
そっちも試してみた
八王子ラーメンはこの丸幸しか知らないんだけど
流石にコンビニのラーメンレベルじゃ八王子ラーメンを名乗っちゃいけない
美味しいっちゃ美味しいけど、やっぱりジャンクな味わいだね